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虫歯や歯周病をしっかり
予防しましょうprevent
お口の2大トラブルの虫歯と歯周病は発症と進行のメカニズムが分かっているので予防ができます。そのための基本は歯面の汚れを落とすことですので、毎日の歯みがきが欠かせません。
「でも毎日歯みがきしているのに虫歯になった」「しっかり歯みがきをしているのに歯ぐきから血が出るようになった」という声が聞こえてきそうですが、それはセルフケアだけでは、お口のすみずみまで汚れを落とすことがむずかしいため虫歯や歯周病を発症してしまうのです。そこで毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期検診を取り入れてもらうことが重要です。
定期検診でお口の健康を
サポートします
虫歯や歯周病は再発しやすい病気です。実際に日本での歯科治療の3分の2が再治療だといわれています。虫歯や歯周病の進行をできるだけ早く止めることは大切ですが、治療をしても健康な天然歯に戻すことはできないので、お口の健康のためには、病気を未然に防ぎ、再発させないことが大切です。
5分でできる唾液検査
唾液の検査でお口の状態を「見える化」します。それが、多項目唾液検査システムSMT(SalivaryMultiTest)です。
検査の所用時間は5分程度でむし歯菌、酸性度、緩衝能、白血球、たんぱく質、アンモニアの6項目が測定されます。検査結果を活用して、自身のお口の状態を把握して医院での口腔管理、自宅でのセルフケアの指標とします。
料金表
唾液検査 | ¥2,200 |
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当院の予防処置について
練馬区氷川台の歯医者「医療法人社団 伸桜会 伊藤歯科医院」では、口腔衛生のプロフェッショナルとして歯科衛生士がさまざまな予防処置を行います。
歯周病における予防処置は、「エナメル質初期う蝕」の歯に対してや、65才以上もしくは訪問診療の患者の「初期の根面う蝕」に対して毎月1回管理を行ったり、「歯周病重症化予防治療」もしくは「歯周病安定期治療」によって、長期に渡り口腔内を継続的に管理していきます。定期検診を受けていれば、早期発見・早期治療につながり、もしすでに病気を発症していたとしても自覚症状があらわれる前であるため、比較的かんたんな治療ですみます。
小児(18歳未満)において、口腔機能の発達不全を認める「口腔機能発達不全症」と診断された患者に対して正しい口腔機能の獲得のために行う小児口腔管理、50歳以上の口腔機能の低下を認める「口腔機能低下症」の患者に対して口腔機能の回復や維持向上を目的として行う口腔管理に取り組んでいます。
当院は練馬区の協力歯科医療機関として、30歳・40歳・45歳・50歳・60歳・70歳の方が500円で歯科健診を受けられる「成人歯科健康診査」、76歳・80歳の方が対象の「長寿すこやか歯科健診」や母子手帳をお持ちの妊婦さん・出産後1年未満のお母さんの無料歯科健診を行う「妊産婦歯科健康診査」を実施しています。お気軽にご相談ください。
定期検診を受けるペースの目安
口の中の環境は個人差がありますから、一概に「このペースで定期検診を受けるべき」とは言えませんが、最低でも1年に1度はお口のチェックを行いましょう。
「歯が痛くなってから」通院するのではなく、病気にならないように定期検診で通院する習慣をつけませんか?医療法人社団
伸桜会 伊藤歯科医院では、口腔ケアのプロフェッショナル、歯科衛生士が健康をサポートします。セルフケアとプロフェッショナルケアについてご覧ください。
セルフケア
お口のトラブル予防の基本は毎日の歯みがきです。一人ひとり異なる歯並びやお口の状態に合わせて、お口の中をきれいにすることが大切です。そのためのポイントをご紹介します。
歯ブラシの選び方、持ち方、動かし方
歯ブラシは普通の硬さで毛先がシャープなタイプがおすすめです。強くゴシゴシみがくのではなく、鉛筆を持つように歯ブラシを持って歯や歯ぐきを傷つけないように細かく動かしましょう。歯と歯ぐきの境は45度の角度に当てて汚れを落としてください。歯は1本ずつ、丁寧にみがきましょう。
最低でも1日1回は時間をかけて、丁寧に汚れを落としましょう。とくに就寝前がおすすめです。それは眠っている間は、お口の自浄作用がある唾液の分泌量が低下し、虫歯や歯周病にかかりやすくなるためです。
デンタルフロスや歯間ブラシ、
洗口剤も活用しましょう
食後にいつも歯みがきができるとはかぎりません。そういうときは、洗口剤や水で口ゆすぎだけでも行うことをおすすめします。歯と歯の間はみがき残しを起こしやすい部位ですので、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってしっかり汚れを落としてください。歯間ブラシにはさまざまな太さがありますので、当院の歯科衛生士にご相談ください。
歯と歯の間が大きくなってしまっている場合はデンタルフロスではなかなか汚れを落としにくいので、サイズに合った歯間ブラシが有効です。
4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年1月1日)
(日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)
※横スクロールでご確認いただけます
年齢 | 使用量 (写真は約2cm の歯ブラシ) |
フッ化物濃度 | 使用方法 |
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歯が生 えてか ら2歳 |
米粒程度 (1~2mm 程度) |
1000 ppmF (日本の製品を踏まえ 900~ 1000ppmF) |
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3~5歳 | グリーンピース程度 (5mm 程度) |
1000 ppmF (日本の製品を踏まえ 900~ 1000ppmF) |
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6歳~ 成人・ 高齢者 |
歯ブラシ全体 (1.5cm~2cm 程度) |
1500 ppmF (日本の製品を踏まえ 1400~ 1500ppmF) |
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プロフェッショナルケア
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歯みがき指導
患者さんのお口の状態に合わせて、みがき残しがないような歯みがきの仕方をアドバイスします。歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスの選び方や持ち方、動かし方など、分かりやすくご説明しますので、毎日のセルフケアにつなげてください。
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フッ素塗布
フッ素には歯質を強化し、歯の再石灰化を促す作用があります。定期的に歯面に塗布して、虫歯予防につなげます。
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PMTC
専用器具を使った歯のクリーニングです。毎日のセルフケアでは落としきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝に残る汚れを徹底的に除去します。虫歯や歯周病だけでなく、口臭予防にもつながり、お口の中がサッパリします。(一部保険外診療)